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大阪と中国か韓国の女性

「マッサージどう。マッサージするよ。」
俺はギターを担いで、なおかつ千鳥足で歩いていたところ、腕をつかまれた。
女性に腕をつかまれるのは悪い気はしない。
それがカタコトの日本語を操る女性だとしても、だ。
俺の目標は、アルコールが抜けるまで横になれる、そういったところ。
一時間後にまた同じ場所に立っているようじゃ、ただお金と時間を浪費したにすぎないじゃないか。
ろれつが少々回らない口調で、
「俺は泊まるところを探してるの!どこかに朝まで眠れるところない?」
と、逆に質問することによって話題をすりかえる技術を披露した。
「朝までダイジョブ。寝ればいい。」
学校に通っていたころ、俺は同じ言葉を耳にした。
バイト代が入り、渋谷を歩いていたときにその言葉を聞き、ラブホテルへひとりで入ったのだ。
散々な思いで渋谷の街にたたずんだのだが、それはまた別のお話。
とにかく、俺はもうその言葉には乗らないぞ!という毅然とした態度をとったが、女性に腕をつかまれるのは悪い気がしない。
「朝までダイジョブ」と連呼する中国でしょうか?韓国でしょうか?自分の国を出て、必死に働く女性に手を引かれ、俺の出来ることは「もう4千円しかありません。」と繰り返すだけ。
「4千円ダイジョブ。」と言ってくれたあの女性はまるで女神だと思ったのでした。
どこのビルだろうか。
何回も曲がった路地での勧誘だったので、ここがどこだかわかりません。
ビルだったのかどうかもわかりません。
でも、エレベーターに乗って、
「私があがるときに、一緒に帰る。いいね?」
と、何度も言われたのは、中国か韓国まで一緒に帰るという意味だったのでしょうか?
今思うとガクガクと震える言葉だったな。
一室に通され、4千円を払った。
俺を連れてきた女性が受付の女性となにやら話しこんでいる。
全て母国語で話されているようで、なんとも理解しがたい雰囲気である。
受付の女性にカーテンの奥に案内された。
カーテンの奥は、広い部屋なのだろう。その中をまたカーテンで仕切られていて、カーテン内にはマッサージ用のベッドが置かれている。
俺は角のカーテンの中に通され、俺を連れてきた女性が
「私があがるときに帰る、いいね?」
と念を押した。
俺は適当に相槌を打ち、マッサージ用のベッドに横になった。
顔を出すであろう部分はタオルで覆われて、枕まで用意されているという行き届いたおもてなしを受けて、俺は眠りに誘われた。
が、カーテンで仕切られている他のベッドでは、口紅を付けたあとにチュバっとやるような音が聞こえている。
「おや?」
と思うと、
「もしかすると、これ以上あるよね。」
とカタコトな日本語が聞こえる。
することがないので、耳をすまして聞いていると、
「これ以上ホシイカ?」「スッキリスルヨ。」
直接的な表現がこの後いくつか出てきたあと、ゴニョゴニョと小声で一言二言話した。
そこで客の男性は、
「えー。そりゃないよ。」
と大きな声を出す。
たぶん、同じ境遇に置かれている同志に、こんな理不尽なことを言われている、言われるんだぞという警鐘を鳴らしたのだろう。
しかし、この時間の客は、君と、そして何もされていない俺だけなんだ。たぶん。
そんな言葉を出した直後、またチュバリとひとつ口紅を付けたあとの音を出した。
俺は睡魔の誘惑に、負けた。
彼がどうなったのか知らないが、大きな声で起こされた。
「ほら、帰るよ。私あがるよ。」
俺は片目を開けて、俺の腕を引いた彼女を見た。
アルコールは全然抜けていない。
目が回り、少し気持ちも悪い。
時間は、どうやら朝の五時らしい。
俺は、ムニャムニャ言って、ごねてしまった。
気性の荒い中国か韓国の女性は、
「だめよ!帰るよ!私あがるよ!」
と声を大きく、身体をゆすってくる。
帰るよ!ムニャムニャ。あがるよ!ムニャムニャ。としてるうちに、もうひとりの中国人か韓国人の女性が出てきて、
「いいよ、寝かせとけ。何時まで寝たいか?」
と俺たちをたしなめた。
俺は両手の10本の指を出し、その女の人は俺を連れてきた女性になにやら母国語で話し、俺を連れてきた女性は帰っていった。
若干、酔いも浅くなってきて、俺にマッサージはしてくれないのかな、なんて思いながら、また眠った。
途中トイレに立って、
「水がほしいんですけど。」
とわがままを言ったらお茶をくれた。
書くと長いね。
このあと、俺を10時までいさせてくれた女性が俺に怒ったり、グループサウンズで俺も聞いたことある名前のバンドのサックスの男性がいたり、俺がエレベーターを使うまでもうちょっとドラマがあるけど、それは想像してください。
ビルを出ると【大阪プロレス】の看板。
なんだ、千日前のクラブウォーターの近くでした。
たわいもない話ですみません。
さあ、さあ。
あさっては吉祥寺シャッフルですぜ!!
【歌うたいのパレット vol.6】
open 18:30/start 19:00
ticket 2,000
出番はトップの19時から。
ぜひとも、遊びにいらしてください!!
そして、4部作からなる大阪ストーリー、まだまだおもろいことがいっぱいあったけど、それは俺の胸にしまっておきます。
サンキュー!

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