それがコーヒー

本当に、あの占いはびっくりするほど的を得ていてびっくりしたんすよ。
なにはともあれ、ありがとうございました。

先日、川崎のチッタデッラの噴水広場で、カワサキミュージックバトルっつうものが催されました。
ギリギリで出演することになったのですが、以前ブルーコイサンズで苦虫を噛むような思い出もありますこのバトル。
「音楽は戦うものじゃない」
なんつうそのときの言い訳もそのままに出演を快諾したのです。
あのときの彼らにも面目がたたないので、同じ土俵に乗れるようイメージトレーニングは欠かしませんでした。

だのなんだの言ったところで、俺のできることは俺の範疇を超えるわけもなく、レッドゾーンをヒリヒリと細い針が愛撫するような、できうる限りのパフォーマンスをぶちまけようという結論。
8時の方向に家族でおにぎりを食べながら閲覧しているのを確認して、一曲歌い終わるころにはもうおらずんば。
そんな逆境は熨斗袋に入れてポケットの中で誰もいなくなったころに開けてもらうのを待っているのよ。
無我夢中で、俺のことを知っている人には肥大させるイメージを。知らぬ人には空飛ぶ風船を250個くらいのエンターテイメントを。
そんな気持ちで震える手を抑えながら噴水の真ん中に立ちました。

結果、一回戦突破。

なんだか、本当にありがとうございました。
以前、音楽版オンエアバトルに出まして、2回連続オフエアだったことが頭に浮かびまして。
そのあとのメンバーとバイバイしてから、公園にビールとあたりめを持ち込みエンエン泣いたことが、遠い昔であって、今の俺であって。

音楽を奏でることは自由。
そこら辺は、洗濯物を干している人妻だってわかっているはずだ。
でもそれを人に共感して一緒に音楽の中に入ることは簡単じゃないことくらい、あの公園でいやというほど教えてもらったし。
だから、うれしいんです。
自信はあったんだけどね、それは確信じゃないし。
独りよがりだってことがある。

さっきコンビにに行ったら、100円で『鬼ころし』が売っていたから。
パックに入っている日本酒。
それをストローでチューチューしてたんですから。
川崎の辛口の酔っ払いの彼らと同じ気分だ。
だが、酔っていなければ詳細も書けたのに。

とにかく。
いろんなことを言っているけど、本当に嬉しいんです。
ほんわか温かいんです。
第二回戦は、
12月13日(日)
川崎セルビアンナイト
です。
マグカップを持つ手のように、ふわりとセンチメンタルを包みます。
ありがとうね。
おやすみ。