激流メコン川

大阪行って帰ってまいりました。
すごかったなあ。
大阪ってとてもエキサイティングでリズムアンドブルース。
いろんなことが目白押しで行われた滞在期間に、俺は半分酔った心地で相槌を二、三度打つのみ。打つべし。
類稀なるニュートラル感を身にまとったペケキングテリーことペケさん。
彼のイベントは、大阪の奥深く、中心に近い部分で開催されました。
【激流メコン川】
入り時間に15分遅れて会場に到着すると、前回同様一番乗り。
主催のペケさんは、それから10分ほど遅れて汗をかきながら到着しました。
俺の隣に座った、イベントの共演者の宮城ゆかさん。
彼女は生米を食べていた。
「それ、なに?」
って聞いたら
「近くのお米屋さんで、一番安いお米2キロくださいって言うてん。」
的な返答をいただきました。
俺の聞きたいことを凌駕するその答えに、「はあ、そうなんですか。」の他に言えることがあっただろうか?
カバンから、もぞもぞと何かを探して、取り出したものが冷麦。
それを3本ほどまとめてコリコリと食べはじめたとき、
「俺にもください。」
と言ってしまった。
【郷に入れば郷に従え】
大阪のスタンダードなのだろうと、冷麦を3本いただき、コリコリやった。
「あ、うめえ。」
少量の塩味の冷麦は、お酒の肴にもなりそうな独特の風味を楽しめた。
案の定宮城ゆかさんは【鬼ころし】をチューチューやってるし。
彼女は乾物が大好物で、生米を食べるのが大好き。
そのせいで歯を痛めたので【生米断ち】をしていたそうだ。
今日お米屋さんの前を通るときに、ガマンできずにそのタブーを犯したとのことです。
大阪のスタンダードではなかったらしい。
このように【激流メコン川】(略して激メコ)は始まったのであった。
俺が毎週ポッドキャストを欠かさず聴いている、伊集院光と、それともうひとつ『青春あるでひど』のぶっちょカシワギさんがいる!
当然か。
ぶっちょさんのお店だ。
そして、ペケさんのオープニングステージが始まり、客席を見ると、おお。アニワギ博士もいる!!
なんということだ。
小さい頃スーパーの広場で仮面ライダーショーを見に行って、ショッカー達が子供をステージに数人上げる。
俺は勢いでショッカーを追い掛け回し、ベロベロバー的なおもてなしと、追われ始めると逃げるという小悪魔テイストを用いて、ショッカーに捕まった。
悪の親玉がひとりひとりに名前を聞いていくが、俺は恥ずかしくてなにも言うことができなかった。
そんなことを思い出したのであります。
【セットリスト】
・カミナリゴロゴロ
・いまおもうこと
・ウインク
・青の時間
・夕暮れ
あのコールアンドレスポンスと、思い思いの想いを伝えるスタンス。
大阪のみなさんの柔軟性が素晴らしい。
初めての人も多かっただろうに、みんなしっかりと聴いてくれいて、ギターを間違えると失笑まで返ってッ来るというライブ感は、まさに。
そして俺が歌っていると、出演するギャーギャーズのバギーとピッサンが到着。
どうやら軍艦のロクちゃんもいるらしい。
ギャーギャーズ(キャーキャーズ)のステージは、俺の想像の千倍かっこよかった。
現在フェイバリットは【市民病院】。モストフェイバリットソング(M.F.S)は【昨日死んだ彼女】。
次の日のバンドスタイルは万倍かっこよかった。
これは、間違いないね。ほの字だね。
ペケさんは、ネバーエンディング宴で、次から次へと歌を繰り出していた。
アンコールで同じ曲を4回フルコーラスで歌っても、なおもおねだりされちゃうという鉄板ぶり。
もう、アイドルです。
企画して俺を呼んでくれたペケさん、共演者の宮城さんギャーギャーズ、会場のスタッフのみなさん、わざわざ大阪まで遊びに来てくれたみなさん、そして会場にいらしてくれた大阪のみなさん、本当にありがとうございました。
なんか、すごくいい空間だった。
本当にありがとうです。
そして。
その後の大阪エキサイティングのハチャメチャストーリーは、語れるところと語れないところがあります。
でも、それはまた別のお話。
大阪サンキュー!!
次回は中国エステ素泊まりの話でも事細かにしようかしら。