DISC
フォーシーズンズ(はるなつ)
アーティスト:あじじ
2023.02.20 2 songs 450 円 配信
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ぼくがぞうになったとしたら
ぼくがぞうになったとしたら
ぼくがぞうになったとしたら
きみと友だちになれるだろうか
鼻のすべり台逆のぼりして
背中に乗ってどこまでも行けるのにな
ぼくがぞうになったとしたら
きみは名前を呼んでくれるかな
大きな耳をパタパタ揺らせば
どこにいてもきみの声がわかるのにな
画用紙にはビリジアン
窓の外は金平糖
目を閉じたら別の場所
おやすみ
ぼくのことを知りもしないきみを知ってるよ
五十音の中にはない名前を呼んでいる
ぼくがぞうになったとしたら
きみがよろこぶ場所まで歩こう
国道沿いをのしのし進めば
夜明けまでにきっと海が見えるはずさ
ぼくがぞうになったとしたら
きみの思い出に残るだろうか
しわくちゃなおばあちゃんになっても
きみのことをずっとここで見てるからね
メルボルンの九官鳥
忘れ物の吹き溜まり
目を開けたら元の場所
おはよう
ぼくのことを知りもしないきみを知ってるよ
0から10の中にはない数をかぞえている
ぼくのけむりはぞうになって空へ消えてゆく
世界中のどこにもない約束をやぶるよ -
夏の途中
夏の途中
八月の午後は白い光のかたまり
畳の上で僕はひと眠り
夏の王様は裸のまま高笑い
寝惚け眼の僕はまだ眠い
ひもがほどけた あああ 境界線
ゆめもうつつも 今 いいところ
ぬけがら残した蝉の声がうるさくて
消えたまどろみを探す夏の途中
八月の夜は丸い水滴の中
麦茶を飲んで僕は平泳ぎ
すずがちぎれた あああ 双眼鏡
どこもかしこも 今 いいところ
噂コソコソ虫の声がうるさくて
消えたあくびを探す夏の途中