WORDS
青の時間

昨日駅で見かけた人が君に似てて
なんだか胸の奥のほうが苦しくて
今はどこで何をしてるのかな
僕のことなんて忘れたかな

君がくれたラブレター今も持ってるんだよ
捨てようと思えばいつでも捨てれたけど
痛いくらいの恋をしてたあの頃が
嘘になるのが怖かったんだよ

君の投げたボールが空に弧を描いて
僕に届くまでの間ずっと祈ってた
「このまま二人で空を見上げて
時間が止まればいい」なんてね

つないだ手の握る強さ
笑った時の君の癖なんかを
全部集めてた
時間は止まるはずもなく
変わっていくのは君か僕か
なんて事を少し考えてた

ああ いろんな事を話したけど
言えなかった事の方が大切なんだよ
ずっと一緒だと誤解していた
髪を切った君が手を放した

「もっとこのままでいたい
だけどさよならを言わなくちゃ」だなんて
君は泣いたけど
流した涙の意味なんて
きっと僕にわかるわけもなく
最後のキスを思い出していた

昨日駅で見かけた人が君に似てて
なんだか胸の奥のほうが苦しくて
今はどこで何をしてるのかな
僕のことなんて忘れたかな