WORDS
昼の月

悲しみは午前10時の
青い空の下で疼くのだ

忘れ草噛みながら
あふれ出る想いを飲み込むのだ

さよならを言う君の涙は
テレビドラマのひとコマのようだ

時間は そう 優しくて
涙も乾く

昼の月をただ見ていた
マヌケ面で輝いてた
夜はもう終わったというのに
気づかぬフリでのうのうと光る

昼の月をただ見ていた
君のことを思い出した
君の夜は終わったのだろうか
俺もそうだろ

ひとりごと 風の音
たとえ話ばかり浮かぶのだ

見えますか? 見えますか?
昼の俺と月が笑うのだ

時間は そう 残酷で
涙は乾く

今は何を待っているのだろうか
マヌケ面でのうのうと光る