WORDS

君の声が聞きたくなった
雨の音が気になる夜
窓をすべる雨粒
指でなでて目を閉じた

同じものを見て笑った
同じものに涙流した
夜が終わる海辺で
手をつないでキスをした

電車のドアが閉まるとき
君の別れ際の笑顔が泣いていた
どうすることもできないまま
その場所でうつむいた

きっと僕は今でも
あの場所で動けずにいるんだ
あのドアが閉まる時の君に
何を云えばいい

通り過ぎる季節が
僕を変えてくれればいい
数え切れない夜のかけらの中
朝を待っている