幽霊のみなさん
知らないことは罪でもなく愚でもないでしょ?
僕は君を知らないし、君は僕を知らない的なおにゃん子世代が脱皮を図って髪の毛をデップで固めて言い放つような、そんな言葉はキムタクとかトヨエツにお願いすればいい。
そのふたりを一緒にしてしまうのはいやだけどね。
バーボンというギタリストのライブにお邪魔しました。
【ticktuck】ってバンドのギタリスト。
音楽に造詣の深い彼の曲にまつわる四方山話に舌鼓を打ち、譜面台で手元が見れなかった分、音楽を聴くことに集中できて、彼の奏でるギターが俺のギターとは皆目別物で、オーケストラを切望し渇望する6弦で「こんなに弾けたら楽しいだろうな。」と思わせるプレイ。
彼のお母さんからビーフジャーキーとビールをご馳走になり、演奏後の彼とギター職人達とのギター談義を遠巻きに聞いて、ミュージシャンとはここまで音楽に飢えていなければならないのかと驚愕しました。
いやはや。
お盆ということで、奮発してヱビスビール。
マイルドセブンライトを線香にして、最後に見る空はどんな空なのか、思った。
ジョーが力石の亡霊に取り憑かれてテンプルを打つことができなくなったようだが、亡霊がいるならば、そいつと発泡酒を片手にそっちの話を聞くのもいいかもしれないなってね。
幽霊も亡霊も元は人間。
遊びたいし、楽しみたい。
死んで誰かを呪うより、とにもかくにも遊ぼうぜ。
それって、ウィンウィンの関係ってやつじゃね?