大阪の夜の夢

なるほど。
放っておくと時間はどんどん流れていくもんだ。
どこかのスイッチがパチリと押したら、緑色のタイルが慌しく点滅をしたので困りました。
大阪のエキサイティングストーリーをひとつ。
なんば紅鶴での【激メコ】が終了し、出演したギャーギャーズとペケさん、そして軍艦のロクちゃんとボールになるカーブを投げることができるイベンターたっちゃん等等と、前回大阪に来たとき食べた『ちょうまる』が忘れることのできない立ち飲み焼き鳥屋へ行った。
紅鶴で少々飲んでからの打ち上げだったので、既に俺は饒舌になっていたんじゃないかしら?
驚くほど、驚愕するほど、誰それに似た方がいたのも、俺の酔いを早めた原因だったのかもしれない。
そのお店で、まるちょうやなんかの煮込みやサラダ的なものを食べ始めて数分後、ロクちゃんがダッシュで帰り、たっちゃんが帰って行った。
大阪の終電は、思っているよりちょっと早めなのだ。
お店に残ったペケさんとギャーギャーズと俺とまさみさんとまどかさん。
飲んで食って話して飲んで。
なに話したっけ?
内容は忘れたが、すげえ笑ったのは覚えている。
そして、1時ころなのでしょうか?
それぞれ帰るってんで、お店を出た。
ペケさんはそっちへ、ギャーギャーズはあちらへとバイバイして、俺はひとり大阪の街を歩き出したのだ。
フラフラした足の向くままに!
とにかく、もう眠いし、酔っ払ったので、どこか泊まるところを探そうと、おぼろげにそんなことを考えた。
どこに行けばいいのか?
あまり知らない土地を、酔っ払った男がひとりで深夜に歩く。
今考えれば、無茶なことをしているなと。
マンガ喫茶か、ビジネスホテルか、カプセルホテルか、カラオケか。
そんな候補を思い描きながらアーケードをフラフラ歩く。
当然のことながら、アーケード内のお店はほとんど閉まっていて、どうしたものかと適当に道を曲がってみる。
何度か曲がって、大きな通りに出たところ、小さな焼き鳥屋さんがあったので、なんだか入ってみた。
お客さんは俺以外ひとりもいなく、ラジカセからバービーボーイズのCDが流れている。
焼き鳥を3本頼み、ちょっと濃いめのハイボールを飲みながら
「バービーボーイズ好きなんですか?」
なんてことを聞いたっけ。
「なんだったんだ7daysが入ってるから、中古で買ったんす。」
ああ、そうですか。
700円くらいを払ってお店を出た。
先ほどからなんら状況は変わっていない。
しいていえば、多少酔いが深くなったくらいだ。
あてどなく歩いていると、女の人に声をかけられた。
「マッサージどう。マッサージする。」
ここから事態は急展開するのである。
その話をしたかったんだけど、長くなるので、また今度にしよう。
もう、すごかったんだから。