目覚めまで30分

錯綜した記憶をさらに忘却曲線に乗せるようなまねをしていたら、事実が曲がってしまう。

朝マクドを済ませ、おなかを満たして歩き出した午前八時。

仮眠のできるところはないかとインフォメーションテクノロジーを駆使し、近くにスパ的なものがあることを確認。

地図どおりに進んでいくと、なんやらホテル街のような、そうでないような道へと導かれた。

夜に輝く道を朝通ると、まるで社会の裏側を垣間見ているようで、とても怖いんす。

そんな中にその場所はあった。

サウナ・スパというところは基本的には男性のみ入場可というところがほとんどで、それを合わせて考えると「ここも社会の裏側なのではないか？」と勘ぐってしまう。

なるようになれと入った受付は、女性がふたりきちっとした制服を着て立っていた。

取り越し苦労だったと胸をなでおろし、シャワーを浴び終えてリクライニングシートへと身を沈めた。

一瞬で眠ってしまったようだ。

次に目覚めたのは、30分後。

最後に見た時計が八時半だったことを覚えていたから間違いない。

掃除をするから一旦どいてくれと促され、ノンレム睡眠からの強制起床。

ボーっとした頭をふらつかせながら、もういいやって身支度をして施設をでるわけです。

なんじゃこりゃ！！！！

全然先に進まないじゃないか。

しかも、どうでもいい話をつらつらと。

施設を出てから夜20時までは、次回かいつまんで話すことにする。

とにかく今日はもう寝よう。

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まじで！！！