革命の満月

ワッチャウト。

たこ焼き食べたりしてついに【レコ発(未遂)メコン川!】へと。
会場のなんば紅鶴に到着すると、アニワギさんやぶっちょさん、たっちゃんことリトマネン男爵、そして乾物大好きの宮城ゆかさん、貫禄たっぷりに登場するペケキングテリーことペケさんと顔を合わせた。
年に一回はフラリと大阪に行くけど、毎回この方々にはお会いしています。
なんといっても居心地がいい。
そしておもろい。
ペケさんのレコ発になるはずだったイベントが、紆余曲折あり発売できず。
よって、レコ発未遂。
「じゃあ夏あたりにはレコードできてるっしょ。夏にレコ発?」
なんて気軽にペケさんに聞いてみたところ、ペケさんにとって特別な日は年に数回しかないと。
そして特別なことはその特別な日にやるべきだと。
そう話してくれた。
ペケさんのこういったこだわりは大好きだ。
そうこうして20時過ぎ。イベントスタート。
【あじじ演奏曲目(レシピ)】
・ハネムーン
・カミナリゴロゴロ
・ひとりふたり
・手紙
・いまおもうこと
旅の道程はなんのその。
ちょいとしわがれた声で上田さん風味をふりかけてお楽しみいただいたはずである。たぶん
大阪に着いてからの練習・観光・練習・たこ焼きスパイラルにて、完全に俺は出来上がっていたのだ。
ね。そうだよね?
そして今回のイベントで印象的だったのが、ペケさんのステージ。
いままで見たステージとは趣がだいぶ違って、なんか、そう、切実でした。
数年前のイベントで歌ってくれて以来久々に聞いた10分超えの大作。
そして「ああ。きてよかったなあ。」と思った歌があった。
『革命の満月』
ペケさんのドラマを、今にも歯軋りさえ聞こえてきそうなくらい赤裸々な感情が描かれている歌だった。
土佐の水に酔っ払い、変な布を首に巻いて、汗を拭きながら胸ポケットをまさぐるペケさんの、カウンターアタック。
カウンタックだ。
イベントが終わり、ペケさんとたっちゃんを誘っていつものチョウマルの立ち飲み屋へ。
イヌガヨのじゃっく君も来てくれて、冷蔵庫から「一本いただきますよー」とビンビールを出して飲んだ。
ペケさん、宮城さん、暗闇ひとりぼっちさん、マーニさんとテーブルを囲んで、ゲラゲラ笑ってヒヤヒヤして、とてもいい夜であった。
味園ビルに戻って、ガラス職人の作った飲み屋に入り、板東英二のモノマネやじゃっく君の歌、そしてレディース同士のケンカの話でもう大変。
ペケさんは白目をむいてどこかで眠り、俺とたっちゃんとじゃっく君で閉店後のゴールデンクレープスへ行った。
その間、寒い寒いとクダを巻く俺の記憶は、きっと思い違いだろうが、確かに寒かった記憶がある。
そうして大阪ツアーの夜は、やいのやいの言いながら深くなっていったのであった。
イスを並べた簡易ベッドで目が覚めると、床に眠るじゃっく君と書置き。
次の日に朝から用事があると言っていたじゃっく君だが、あまりにも床で眠る姿が絵になっていたので、そのままにしてお店を出た。
ライブを見に来てくれたみなさん。
一緒に遊んでくれたみんな。
どうもありがとうございました!!
また遊びましょうね。
その朝、銭湯につかりながら、今夜新宿でライブがあることに気付くのであった。