夏が嫌い

決して好意的な意味じゃなく、村に狼がやってくるような、あるいはあんまり知らない親戚のおじさんが家に泊まることになったときのような。

そんなニュアンスで夏がやってきたんす。

いつからだったっけ？

高校のときは夏が嫌いじゃなかったと思う。

ホットドックプレスやポパイがもてはやす夏のお祭り騒ぎに踊らされて、ちっちゃいラジカセ持って海に行ったりもした。

浮き輪で海に浮かんで波に身を任せていたら、引き潮で浜辺に戻れなくなって監視員の人に引っ張ってもらったりもした。

しかし、この暑さはあのときと本当に同じなのだろうか。

マグマの怒りのような猛暑の中で、俺の長ズボンが悲鳴をあげている。

なぜ腕を包む布は短くなるのに、足を包む布は長いままなのか。

そんなクレームが聞こえてきそうなほど、ジーンズは汗で重くなっていく。

それは以前はいていた半ズボンが、酔っ払った際になぜかボロボロになってしまったからだよ。

と伝えたいのだが、伝える術を俺は知らない。

いつかわかってもらえるときが来るんじゃないかと、じっとそのときを待つことにしよう。

さあ。

そんな戯言はいいから、上半期のスタートライブはドドドンと今週です。

一発目はあじじオンステージ！！

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題名：はしぐちかずひろpresents ハッ祭デュオ篇

どちらもとっておきのウエポンを用意している感じです。

ぜひとも夏のビヤを楽しみに、遊びにきてちょうだい。