WORDS
ブルーシーブルー

からめた指で淫らな嘘をつく
息を止めれば夜風が頬を打つ
波の音を聞きながら
人に言えない二度目のキスをする

乱れた髪で煙草に火をつける
それを横目でぼんやり見つめてる
夜が終わり始めれば
後ろめたさが素顔に溶けていく

メトロノームはモデラートで鳴り続けて
なまぬるい時をひたすら待つのもいいだろう
代わり映えのない いつかのあのオアシス
作り笑いでハロー

愛だと思えばそうだろう
違うというのならそれでいい
波に揺れる白いカーブ
おとぎ話でもないだろう
明日の朝の夢を見てる

おどけたふりで何度も確かめて
とぼけたままで今夜も落ちていく

期待はずれの予定調和は回りつづけ
秘密の合図に踊らされてもいいだろう
不器用にひざまずくまで憧れ
作り話でグッドナイト

愛だと思えばそうだろう
違うというのならそれでいい
いじらしさに溺れながら
かたことで語るのはジョーク
痺れた舌でジャムを舐める
明日の朝の夢を見てる