WORDS
水面

静かに閉まるドア おぼろげに見ていた
届かない わかってる でも祈る

たとえば風が吹く 水面が揺れてる
映った 笑顔は 泣いていた

「どうって事無い」って何度も言うよ
眠ったふりの朝
ほんの少しでいい
あなたのこと忘れたいのに

笑った横顔がすごく好きなんだ
少しずつ 溶けそうな 声も
想い出作らないって約束したんだっけ
許してよ そばにいて 笑ってよ

ひとつの言葉でだめになるバランスを
小さな 溜息で 抱きしめた

きっとうまく笑えないから
聞こえないふりをした
何度でも確かめて
きりがないのはわかってるんだよ

どこかで何か落ちる音がした
あなたになんか会わなけりゃよかった
そして歪んだ朝に眠った
鉄の味のする夢を見た
とても 静かな 場所

綺麗な優しさにうんざりしながら
でも変だな 何でだろう 涙
つないだ指先が離れてしまう前に
指切りを するように 嘘ついてよ

もう一度 一度だけ 笑ってよ