WORDS
ハナウタ

宵闇 ヘッドライトが歩道橋の腕をつかむ
わずかに音の外れたハナウタが聞こえてくる

世界の端っこで跳ねるように君は歩いた
どこまでも穏やかでどことなくとても愛くるしくて

まだ見ない未来のほとんどをハナウタで塗りつぶしてよ

折り紙二つ重ねた手裏剣が僕らだった

世界の真ん中で映画のように君が回った
色が飛ぶハレーション まだ足りないや

遠い星の光が照らす横顔から零れ落ちる
まだ見ない未来のほとんどをハナウタで塗りつぶしてよ

ハナウタを歌ってくれよ