WORDS
よるのくも

キラキラ光る道を歩く
悲しい笑顔が手招きしてる
その場しのぎでも 誰か愛をちょうだいよ
朝がくるまで

ユラユラ揺れる炎のように
盗んだ言葉で燃え上がる
スライムで包んだ ドアをノックしてよ
息を切らして

泣いていた あの子供はもう
靴を脱ぐ そしてリズムになる
一山いくらで売られた時間を買う
紙芝居めくるみたいな秘密の国へ

だからもうちょっと待ってなんて気軽に言わないで
はやくその指とあの言葉で慰めて
月が満ちてかけるようなカケヒキ
もう名前なんて知らなくていい

森の妖精が歌を歌う
そんな夢見心地な時が終わる
話しかけないで 一人にしておいてよ
少し眠ろう

ベルが鳴る その言葉はもう
ばれている だから悲しくなる
甘い駄菓子の甘さに酔いしれたあと
カレンダーの絵みたいな花を飾ろう

だからそうやってもっとなんてその気にさせないで
花火のような情熱の奇跡を確かめて
雪が溶けて落ちるようなキメゴト

だからもうちょっと待ってなんて気軽に言わないで
はやくその指とあの言葉で慰めて
夜が濡れる通り雨ビショヌレ
もう月の光が よるのくもで見えないように