WORDS
夕暮れ

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく

ブラブラと散歩して
気がついたら知らない場所でひとりぼっち
ああさりげなく さりげなく
降り注ぐ太陽光線 体中に受け一歩一歩進む
歩いていればどこかには着くのさ

夕暮れの寂しさは
君の想い出とリンクしているようだ
ただなにげなく なにげなく空を見る
赤から青へと変化していくあの宇宙の神秘を
いつかまた君と話し合いたいな

ノートに書きなぐった『愛』という文字は
誰にもわからないようにグチャグチャに消した
あの日の温度が
あの日の揺らめきが
体をくすぐる

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく

フワフワと浮遊する
言葉に乗せた意味なんてものはないよ
まあなんとなく なんとなくムダ使い
言葉は空へと消えていって 太陽の光に溶け
足元に咲く揺れる花を照らす

見事に身をよじった『青春』の日々は
ボールの金属音の中から滲み出した
あの日の匂いが
あの日の色彩が
目の前に広がる

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく