WORDS

夕暮れ

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく

ブラブラと散歩して
気がついたら知らない場所でひとりぼっち
ああさりげなく さりげなく
降り注ぐ太陽光線 体中に受け一歩一歩進む
歩いていればどこかには着くのさ

夕暮れの寂しさは
君の想い出とリンクしているようだ
ただなにげなく なにげなく空を見る
赤から青へと変化していくあの宇宙の神秘を
いつかまた君と話し合いたいな

ノートに書きなぐった『愛』という文字は
誰にもわからないようにグチャグチャに消した
あの日の温度が
あの日の揺らめきが
体をくすぐる

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく

フワフワと浮遊する
言葉に乗せた意味なんてものはないよ
まあなんとなく なんとなくムダ使い
言葉は空へと消えていって 太陽の光に溶け
足元に咲く揺れる花を照らす

見事に身をよじった『青春』の日々は
ボールの金属音の中から滲み出した
あの日の匂いが
あの日の色彩が
目の前に広がる

ありがとう さらば こんにちわ
通りすぎてくすべてが
血になって そして肉になり
それが愛に変わってく

甘い恋

八月の通り雨から
カラフルな虹が出るまで
二人で歩いて 疲れてしまった
水たまりに映る空
君の声を聞かせてよ

ミックジャガーのまねをしてたら
飛行機の影を見つけた
二人で笑って 夕方になった
少ししゃべるのをやめて
また明日と手を振った

僕の想いは 風をあつめて
あのビルを超え
君の飲むコーヒーのスプーンになる

このまま5年、10年経って
なにかとあうんの呼吸になって
あたりまえの空気感を楽しむような
そんで「行こうか」なんつって腕組んで
ちょっとだけトキメキを感じちゃって
二人で飲むカフェラッテのスプーンみたいな
甘い恋をしよう

マニアックな愛の言葉が
ヘッドフォンから零れ落ちてく
ひとりで星空 シャボン玉飛ばす
遠くまで飛んでいけば
君の家に届くかな

君の言葉は 宇宙になった
夜を包んで
僕の部屋揺れるカーテンになる

それから5年、10年経って
なによりあうんの呼吸になって
気がついたらそこにあると感じるような
「さあ、行きましょ」なんつって腕組んで
ちょっとだけトキメキを感じちゃって
お気に入りの店で揺れるカーテンみたいな
甘い恋をしよう

水面

静かに閉まるドア おぼろげに見ていた
届かない わかってる でも祈る

たとえば風が吹く 水面が揺れてる
映った 笑顔は 泣いていた

「どうって事無い」って何度も言うよ
眠ったふりの朝
ほんの少しでいい
あなたのこと忘れたいのに

笑った横顔がすごく好きなんだ
少しずつ 溶けそうな 声も
想い出作らないって約束したんだっけ
許してよ そばにいて 笑ってよ

ひとつの言葉でだめになるバランスを
小さな 溜息で 抱きしめた

きっとうまく笑えないから
聞こえないふりをした
何度でも確かめて
きりがないのはわかってるんだよ

どこかで何か落ちる音がした
あなたになんか会わなけりゃよかった
そして歪んだ朝に眠った
鉄の味のする夢を見た
とても 静かな 場所

綺麗な優しさにうんざりしながら
でも変だな 何でだろう 涙
つないだ指先が離れてしまう前に
指切りを するように 嘘ついてよ

もう一度 一度だけ 笑ってよ

君に告ぐ

雨風よけてヌクヌクと
ビデオ眺めて何想う

あの娘かわいやモヤモヤと
パジャマ姿で我想う

誰かにほめられたい
漠然と考えた
憧れよりさらに遠く

動き出せ バカヤロー 何を言うか
自惚れて みなぎって 笑い飛ばせ
窓に映った君に告ぐ

狂った果実モグモグと
皮肉ならべて何想う

四角い部屋でグルグルと
夢のまにまに我想う

何かが足りないとか
おぼろげに たそがれた
赤茶けてく日が暮れてく

目を覚ませ バカヤロー 今何時だ
蹴飛ばして 転がって 余裕のポーズで
オーイエー まだまだだろ? やれば出来る子なんだろ?
オーイエー ユーアーファンタジスタ 空にまいあがれ
窓に映った君に告ぐ
世界を揺るがす君に告ぐ

よるのくも

キラキラ光る道を歩く
悲しい笑顔が手招きしてる
その場しのぎでも 誰か愛をちょうだいよ
朝がくるまで

ユラユラ揺れる炎のように
盗んだ言葉で燃え上がる
スライムで包んだ ドアをノックしてよ
息を切らして

泣いていた あの子供はもう
靴を脱ぐ そしてリズムになる
一山いくらで売られた時間を買う
紙芝居めくるみたいな秘密の国へ

だからもうちょっと待ってなんて気軽に言わないで
はやくその指とあの言葉で慰めて
月が満ちてかけるようなカケヒキ
もう名前なんて知らなくていい

森の妖精が歌を歌う
そんな夢見心地な時が終わる
話しかけないで 一人にしておいてよ
少し眠ろう

ベルが鳴る その言葉はもう
ばれている だから悲しくなる
甘い駄菓子の甘さに酔いしれたあと
カレンダーの絵みたいな花を飾ろう

だからそうやってもっとなんてその気にさせないで
花火のような情熱の奇跡を確かめて
雪が溶けて落ちるようなキメゴト

だからもうちょっと待ってなんて気軽に言わないで
はやくその指とあの言葉で慰めて
夜が濡れる通り雨ビショヌレ
もう月の光が よるのくもで見えないように

昼の月

悲しみは午前10時の
青い空の下で疼くのだ

忘れ草噛みながら
あふれ出る想いを飲み込むのだ

さよならを言う君の涙は
テレビドラマのひとコマのようだ

時間は そう 優しくて
涙も乾く

昼の月をただ見ていた
マヌケ面で輝いてた
夜はもう終わったというのに
気づかぬフリでのうのうと光る

昼の月をただ見ていた
君のことを思い出した
君の夜は終わったのだろうか
俺もそうだろ

ひとりごと 風の音
たとえ話ばかり浮かぶのだ

見えますか? 見えますか?
昼の俺と月が笑うのだ

時間は そう 残酷で
涙は乾く

今は何を待っているのだろうか
マヌケ面でのうのうと光る

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